
歯科技工士は、的確で精密な歯科治療に必要な人工製作物を作る特別な技術と理論を身に付けた国家資格者(スペシャリスト)です。
歯科医師の指示によって一人一人の口の特性に合わせた人工物{インレー(詰め物)、クラウン(金属冠等)、義歯(入れ歯)等}や矯正装置(歯並びや噛み合わせ等を治療する装置)を作製したり、破損した人工物を修理することにより、人にとって最も大切で健康の源である「食べること」が、正しく行われるようにします。
昭和57年の法改正以降厚生労働大臣免許となり、社会的にも確立された職業です。
また2年間で国家資格が取れることや、男女間の格差がない事も歯科技工士の特徴です。
高齢化がさらに進んで行くこれからも、「おいしく食べられる」ことが高齢の方の健康を支える大切な基礎となります。生涯「おいしく食べられる」ことを歯科医師と共にサポートすることも歯科技工士の重要な仕事です。

「ハッピーなライフスタイルをおくるには何より健康でなければならない」そのためには先ずお口の健康から! 正しく噛めることは人間の幸せにとって最も重要な要素といえます。世は正に高齢化社会、歯を残すことが基本であることは言うまでもありませんが、年を経るにつれて失っていく歯の数が増えることも現実です。健康で豊かな人生を過ごすために正しく噛めるよう、技工士が作製する人工物で補っていく必要性が高まります。
一方では世代を問わず、「歯はきれいでありたい」「笑顔は素敵でありたい 」と願うものです。素敵な笑顔ときれいな歯で、以前あったものと同じような歯で、 元あった時と同じようにあるいはそれ以上になれたら、昨日までと違う明るい明日をもたらすことができる! 歯科技工士は自分が作った製作物で幸せな人生を送るためのサポートをすることができるのです。

歯の一部を回復します

歯の全部を回復します

失った歯の何本かを
回復します
(部分入れ歯の骨格を金属で作る)

歯が全部なくなった人の
ために

歯の乱れを治します
歯科技工士は、患者さんに直接触れることはなく、 患者さんの口の中を再現した模型で作業をします。 患者さん一人一人のお口や一本一本の歯にあったものを、模型上で製作します。
(18期生・枝川智之さん提供)
(11期生・中島清史さん提供)

歯科技工士になるためには、歯科技工士国家試験に合格しなければなりません。 本科卒業生には、「専門士」の称号に加え、国家試験の受験資格が与えられます。歯科技工士科卒業生の国家試験合格率は、創立以来ほぼ100%を誇ります。
歯科医師・医師などと同様に生涯有効な厚生労働大臣免許の国家資格を持つ歯科技工分野のスペシャリストを育成するため、 本校では2年間の短期に緻密な講義・実習カリキュラムを組んで指導にあたります。
